もし暴漢に絡まれたらどうしたらいいの?



もし道端で輩に絡まれたり
肩をぶつけられたりして因縁をつけられたら

やり返してもいいのかな?

と思ったことはありませんか?


どのくらいなら「正当防衛」になるか
見ていきましょう!

まず正当防衛って?

まず正当防衛というものを
理解するのはとても重要です。


正当防衛とは

第三六条 急迫不正の侵害に対して、自己又は他人の権利を防衛するため、やむを得ずにした行為は、罰しない。
2 防衛の限度を超えた行為は、情状により、その刑を減軽し、又は免除することができる。(第一編刑法第七章)

まあこれを読んでも
何のことかわからないと思います笑

どんどん
かみ砕いていきましょう。

これは

自分や他人が急迫な不正の侵害をされた時に
権利を守るために仕方がなくしたことは罰せられないよ
やりすぎたとしてもそれは考慮するよ


という事です。

もっと簡単に言うと

警察を呼ぶことや逃げる事もできずに
暴力によって生命を脅かされたり
家に押し入られ所有物を盗まれる
といった時に仕方なくしたことは罪にはしないよ
やりすぎたとしても減刑するよ

という事です。

正当防衛は意外にハードルが高い

ここまでをまとめると

  1. 急迫不正の侵害があったのかどうか
  2. 防衛の意思があったかどうか
  3. 手段に相当性があったかどうか

つまり

1逃げる事も警察を呼ぶこともできないよ
2私怨ではなく自分を守るために仕方がなかった
3守る為の方法が適切かどうか(素手の相手に対してナイフではやりすぎ等)

このことが大事なのです
道端で因縁つけられて殴られたからぼこぼこにしていい
という話ではないのです。


警察を呼ぶことが出来ない
逃げる事が出来ないような状況


そうような状況でなければ
正当防衛は認められません

その為


道でなにもしてないのに因縁をつけられた。
相手が軽く体をぶってきた。
むかついたので格闘技で習ったジャブからのハイキックをお見舞いし
相手を気絶させた。

こういった場合は
逃げる事もできたし、そのまま警察に電話する事もできた
こういった防衛の手段があるにもかかわらず
あなたはジャブからのハイキックという選択肢を取った
ジャブからのハイキックはどう考えてもやりすぎ

これでは
暴行または傷害罪、あるいは殺人未遂が疑われる可能性が非常に高くなります。


大男にマウントを取られ殴られている

どうしようもない
このままでは死んでしまう

そんなときに横に刃物が!?
抵抗する為に大男をナイフで刺した。
結果大男は死んでしまった。

こういった場合は正当防衛が認められます。
あなたは無罪です。


正当防衛の条件として

1逃げる事も警察を呼ぶこともできないよ
2私怨ではなく自分を守るために仕方がなかった
3やりすぎてはいけない

と、ルールが難しくハードルが高いようにも思えますが

正当防衛は
人を殺した場合でも無罪になる可能性がある法律です


ハードルが高いのにも納得がいくでしょう。

もし殴ってきた相手にカウンターを入れケガさせた場合は?

あなたがボクシングをやっていてパンチ力に自信を持っていたり
半端ない筋力から相手をワンパンする力があったり

そんな時
もし暴漢に襲われたら
やり返してしまうかもしれない


そういう時に
相手にけがをさせた場合はどうなるのだろう?
と心配のあなた

例えば、

あなたが暴漢に暴行を受け続け、身を守るため殴り返したら、
その筋肉の強さから相手の右目を網膜剥離させてしまったとする。


この場合は
正当防衛になりあなたは罰せられません。

しかし
これは刑法ではの場合です

相手が民事訴訟を起こし、その裁判において、民法上の正当防衛が認められない可能性はあります。
その為あなたが損害賠償を支払うことになる可能性はあるわけです。

相手が殴ってきているのに理不尽な話ですよね。

刑法での正当防衛が認められれば、民事裁判でもおなじ判断がなされる可能性は高いです。
しかし刑法と民法では裁判官が違うし、観点も手続きも異なる為
もしかしたら罰せられる可能性はでてくるかもしれません。

じゃあどうすればいいの?


あなたが暴漢に暴行を受け続け、身を守るため殴り返したら、
その筋肉の強さから相手の右目を網膜剥離させてしまったとする。

ここまでなら正当防衛になる可能性は高いですが
そのあとにタックルしてマウントを取ってぼこぼこにしてしまうと
過剰防衛になる可能性が高いです。

なぜなら
正当防衛はまず「防御する意思」がないとだめなのです


タックルしてマウントをとってぼこぼこにするのは
「攻撃が最強の防御」とも聞こえますが
おそらく「過剰防衛」とみなされます。

もしパンチが入って
相手がもしひるんでいるなら
逃げましょう。

そこが本当の密室で
逃げる場所がいないなら
タックルして拘束するのが一番確実です。


そのあと不要に殴ってはだめですよ?

最後に覚えていてほしい事

今回は暴漢に絡まれた時のケースについて
紹介しました。

まとめとしては

1逃げる事も警察を呼ぶこともできない
2私怨ではなく自分を守るために仕方がなかった
3守る為の方法が適切かどうか

これが正当防衛が認められる条件です。

本当に生きる為に必死に何かをしたのであれば
正当防衛になる確率が高いです。


絶対やってはいけないのは
「守る為なら仕方なかった」と理由付けをして
積極的に暴行を加える事です。

また正当防衛って証明できなくね?
ってなっても

日本の司法は疑わしきは罰しません。

証拠が不十分であれば
不問になります。

真実がわからないなら

チャラである!

無罪の人を間違って有罪者にするのは絶対ダメって国です


もし仮に正当防衛であることを証明できなくても
貴方が正当防衛ではないことを証明するものが無ければ
絶対罪になりませんので安心してください。

極論
逃げてるふりして
明らかにやられているふりして
偶然を装って相手をぶん殴って
気絶させても
証拠が無いので罪にはとわれないという事です。

こんな感じで覚えておけば大丈夫です。
あなたの大事な人生をたった一発の拳で無駄にしては
もったいありません。

知識をつけ人生を楽しく過ごしましょう!!